
お店
専門店では試飲できるところが多いので、自分の好みやニーズに合ったものを選ぶことが出来ます。また、お茶は温度に敏感なので100~200g程度の密封された容器のものを購入しましょう。
茶の葉
形・香り・色がポイント。細くて丸みを持ち、光沢があって手触りが硬く引き締まっているものを選びましょう。また、番茶は手触りの軽いものがよいです。出来れば、試飲して香りや味、色を確かめたいですね。
産地
パッケージに表記された、産地名(商品名)で選ぶ人も多いようですが、すべてがその地で栽培されたものではありません。
しかし、そのブランドとしての香りや味は、守られているので、日本各地のお茶を飲み比べてみるのもいいかもしれませんね。
用途
お茶はあくまでも嗜好品です。それぞれの好みによって色々な楽しみ方が考えられます。例えば、オフィスでは疲労回復や脳の働きを活発にするためカフェインの多い煎茶。お年寄りやお子様には、カフェインの少ない番茶か焙じ茶。
ゆっくりくつろぎたい時には玉露。風味と茶の種類や湯の温度との関係を理解しておくとより一層、お茶の楽しみ方が深まります。
水
カルキが入った水はなるべく使わないでおきましょう。水道水を使うなら、沸騰してからやかんのフタを開けてそのまま4~5分煮立てカルキの臭いをとばしましょう。
また、ミネラルウォーターを使用する場合は、カルシウムが過度に含まれているものは避けましょう。
保存方法
毎日飲むお茶は、気密性のある容器に入れ、涼しくて臭いの少ない所に置きましょう。たくさんある時は小分けしてそれぞれ密封容器(缶など)に入れ、蓋をテープで巻きます。そして冷蔵庫のなるべく臭いの少ない所で保存しましょう。
冷蔵庫で保存しておいたお茶を使う時は、すぐには開封しないで、常温に慣れるまで涼しい所においてからにしましょう。
せっかくのいっぷく。出来れば美味しいお茶を煎れたいですね。
お茶の種類によって、おいしい淹れ方も変わってきます。お茶の種類と一緒にご紹介していきます。
玉露

よしずなどで木を覆い直射日光を避けて渋みを抑え、旨みをいかした高級茶。
かぶせ茶

玉露とほぼ同じ高級茶。玉露に近い風味が楽しめる。
茶碗数 | 茶量 | 湯の温度 | 煎出時間 |
3 | 10g | 玉露・かぶせ茶:50度~60度 | 2分 |

1-1.お湯を冷ます
急須にお湯を入れ湯ざましします。(上茶で約50度、並茶で約60度)


1-2.お湯を注ぐ
湯ざましのお湯を急須に入れます。


2.お湯を冷ます
急須のお湯を人数分の茶碗に七分目(約20ml)ほど入れ、残ったお湯は捨ててください。茶碗は玉露用の小さめのものを使用します。


3.茶葉を入れる
お茶の葉を急須に入れます。
目安は家庭にある大さじで軽く2杯分です。
(3人で約10g)


4.お湯を注ぐ
茶碗のお湯を急須に注いで約2分、お茶が出るのを待ちます。
煎出時間約2分。


5.お茶をつぐ
お茶をつぐ分量は均等に廻しつぎし、お茶を絞りきります。
おいしく味わえる温度は約35~40度です。
二煎(回)めは冷ましたお湯を入れてから約30秒待ちます。

1-1.お湯を冷ます
急須にお湯を入れ湯ざましします。(上茶で約50度、並茶で約60度)


2.お湯を冷ます
急須のお湯を人数分の茶碗に七分目(約20ml)ほど入れ、残ったお湯は捨ててください。茶碗は玉露用の小さめのものを使用します。


3.茶葉を入れる
お茶の葉を急須に入れます。
目安は家庭にある大さじで軽く2杯分です。
(3人で約10g)


4.お湯を注ぐ
茶碗のお湯を急須に注いで約2分、お茶が出るのを待ちます。
煎出時間約2分。


5.お茶をつぐ
お茶をつぐ分量は均等に廻しつぎし、お茶を絞りきります。
おいしく味わえる温度は約35~40度です。
二煎(回)めは冷ましたお湯を入れてから約30秒待ちます。
煎茶

皆さんが飲んでいるお茶と言えばこれ。旨みと渋みが調和したさわやかな味。
深蒸し茶

製法は煎茶とほぼ同じですが、一般的な製法より長く蒸したもので、濃厚な味が特徴。
茶碗数 | 茶量 | 湯の温度 | 煎出時間 |
5 | 10g | 80度 | 煎茶:1分 深蒸し茶:30秒 |

1.お湯を冷ます
人数分の茶碗にお湯を8分目ほど入れてお湯をさまします。
(上茶で約70度、並茶で約90度)
一人分のお湯の量は上茶で約60ml、並茶で約90mlです。


2.茶葉を入れる
お茶の葉を急須に入れます。5人分で、10g、2~3人分の場合、1人分3g位を目安にします。家庭にある小さじ(ティースプーンなど)が2~3gですから、それを人数分入れて下さい。


3.お湯を注ぐ
茶碗でさましたお湯を急須に注ぎ、60秒位(深蒸し茶は30秒)
お茶が出るのを待ちます。煎出時間約1分(深蒸し茶は30秒)


4.お茶をつぐ
お茶は廻しつぎし、分量を均等に、濃淡のないようにして、お茶は絞りきります。
おいしく味わえる温度は約50~60℃位です。
番茶

夏・秋に摘んだ大きく固めの葉を原料としたお茶です。
ほうじ茶

番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したもの。食後に好まれる。
茶碗数 | 茶量 | 湯の温度 | 煎出時間 |
5 | 6g | 熱湯 | 30秒 |

1.茶葉を入れる
お茶の葉を急須に入れます。家庭にある大さじ多めに2~3杯です。
(5人で約15g)


2.お湯を注ぐ
1人分のお湯はだいたい130ml。お湯を急須に入れてお茶が出るのを待ちます。
煎出時間は熱湯で30秒。


3.お茶をつぐ
お茶をつぐ分量は均等に廻しつぎし、お茶は絞りきります。おいしく味わえる温度は約75℃です。二煎(回)めはお湯を入れてからすぐついでも結構です。
※二煎(回)めは一煎(回)めより熱めのお湯を急須に注ぎ、一呼吸しつぎ分けてください。
※お茶の有効成分は二煎(回)めでほとんど出つくしてしまいますので、そのあとは茶葉を取り替えましょう。